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オブジェクト指向が難しいと言われる本当のワケ…

ちと古いが、この記事は説明者側の問題であって、落とし穴ってほどではないような。。。

オブジェクト指向を正しく理解する

 オブジェクト指向はしばしば,とっつきづらく難しい技術と言われます。その理由の一つには,対象とする分野が広く,それぞれに深みがあることが挙げられます。しかし,それ以上にこの技術を難しくしている落とし穴とも言うべき原因が二つあると筆者は考えています。それは比喩を乱用する説明の仕方の問題と,「もの中心」を意味するコンセプト自体の問題です。

で、最近のこの記事も軽く紹介してみる。

5分で絶対に分かるオブジェクト指向 - @IT情報マネジメント

ちょっと5分は言い過ぎ。前提となる知識とか定義してないし。

で、冒頭に相反する2つの記事を出しておいてナンだけど、オブジェクト指向の説明が難解だから理解できないとか「理解できないこと」の初期レベルでつまずいている人は少ない。誰でも、それなりの入門書で基本的なことぐらい理解はできているんじゃないかと。そういう意味では5分とは言わないまでも、そこそこの時間を使えばみんな理解できると思う。

と、ココではオレの経験で難しいと感じられている理由をちと書いてみたい。

オブジェクト指向は登場してからかなり経つ今では、基礎知識だという人も多い。ぶっちゃけ、正しく理解して正しく使えばかなり便利で強力なツールにもなるとオレ自身も強く思う。だけど、結局、オブジェクト指向とは設計コンセプト(アプローチの手法)でしかない。で、オブジェクト指向は設計で具現化された時点で人それぞれのオブジェクト指向に変わる。つまり、設計や実装した人のオブジェクト指向が理解できるオブジェクト指向なのかどうかが、世間一般に言われる難しいというイメージを与えているんじゃないかとオレは考える。

設計が悪ければ実装も悪いのは当たり前として、設計が良くても実装(ここでは基礎となる共通クラスの実装なんかを想定)が悪いと、設計以上にタチが悪い。初期の実装で8割方、オブジェクト指向のメリットが享受できるかが決まると言っても良いんじゃないかと。建物で言ったら基礎工事。これが悪かったら、長く使える建物だったり、高層ビルなんて造れない。しかも、システムの場合は長い年月でメンテナンスされて変更や拡張を繰り返すから、そこまで考えて共通クラスが作られている必要がある。

で、実際の現場はどうよ?

「プログラマは設計コンセプトを理解できて(理解して)実装しているだろうか?」

オレの過去見てきた事例では、プログラマがついて来れない設計、設計の意図が理解できず使い方も怪しいプログラマ、元々の設計が理解できずにやっつけで改修するプログラマ、、、頭隠して尻隠さずというか、バランスもクソもないという状況が少なくない。

一人で設計から開発までする規模の小さいケースなど稀。だから、開発をスムーズに進めるに、設計者はプログラマが理解できるシンプルな設計が求められる。これって完全に作業分担されている状況がほとんどだから、考えている設計者はまずいない。スタッフのレベルの状況に応じて設計を変えるというトレードオフ的な対応がチームワークとして要求される。そして、プログラマはというと、設計されたコンセプトの十分な理解、設計を損なわない具現化する能力が必要とされる。が、実際にJava出来ますという人のスキルでは、まず根本的なコンセプトは理解されていないと考えた方が良い。

つまりナニが言いたいかというと、現場には、デキる設計者、理解できるプログラマは驚くほどいない。これがオブジェクト指向が難しいと言われる一番の問題じゃなかろうかと。まぁ、これはオブジェクト指向に限らないけど。

強引にまとめるなら、オブジェクト指向で設計から開発まで行うには、(設計する人、または実装時に)それなりの現場レベルに応じた適用ができないと効果は出づらいということ。それを難しいということにしているじゃないかなぁ。そろそろ、オブジェクト指向そのものが難しいという論点じゃなくて、実現する上での話にして欲しいと思う、今日この頃。。。

おっと、つらつらと書いたら割と長文になってしまった。(;´Д`)

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